VW(フォルクス・ワーゲン)は、国内でも人気のドイツ自動車メーカー。独特のデザインと軽量感が魅力で、車の販売台数ではつねに世界トップの座を争うほどのシェア率です。
カーボンニュートラルに向けたEVへのシフトが進む中、今自動車業界は凄まじい顧客争奪戦の最中にあるといえます。EVでトップを独走するのがTesla(テスラ)で、最近になって欧州にも侵入し始めたTeslaの存在に自らの地位を脅かされたVW。
約90年の実績とプライドにかけて、Teslaに牙をむくVW。恐れ入ったかとVWが今回発表したのが、宇宙と未来の輝きにきらめくEV「オビ・ワン ケノービ」です。
オビワン・ケノービと聞いただけで、かつて夢中になった名作中の名作Strar Warsをイメージできない人が、世界に一体何人いるでしょうか。
早くも、何人かの人は名前を聞いただけで、ダースベーダーの不気味な呼吸や、ヨダの戦闘シーンを熱い想いで再現しているに違いありません。

そうです。今回5月末にVWが発表した最新モデル「オビワン・ケノービ」は、あのオビワンをテーマにしたEVなのです。
偉大なる天才ジョージ・ルーカス、ルーカスフィルムとのコラボ作品で、見たことも聞いたこともないような魅力あふれる未来のEVなのです。

さて、その気になる「オビワン・ケノービ」ですが、「オビワン・ケノービ」はライトサイド版とダークサイド版のペアで発表された、VW「ID.Buzz」シリーズの1つ。はまずは車体の外観から・・・

ID.Buzzシリーズは、VWの初期のデザイン「T1‐Bulli」を原型に採用したもの。
初期のT1‐Bulli

「T1‐Bulli」の歴史は1950年にまでさかのぼります。日本でも、VWファンからワーゲンバスという名称で親しまれていて、VWの定番のデザインでもあります。
昔ながらのワーゲンバスのデザインに、電気と自動運転機能を追加して新しくモダナイズされたのがID.Buzzシリーズです。
ライトサイド タイヤ仕様

ダークサイド タイヤ仕様

2017年のデトロイト・ショーで初めて公開された時は、未来のEVバスとして話題を呼びました。
未来のEVバス、ID.Buzzシリーズがようやく販売開始となったのが2022年5月。まずは欧州での先行販売となり価格は5万4430ユーロ(約737万円)~、3人・5人仕様と2つのタイプ用意されています。

「オビワン・ケノービ」は、Disney+の映画Star Warsの特別バージョンです。6月27日の放映開始日に合わせてVWの「オビワン・ケノービ」が公開されました。現時点ではVWのイメージ戦略・コマーシャルが目的となっていて、実際に一般向けに販売されるかどうかは未定とのこと。
ダークサイド スモークウィンドウ

ライトサイド 後部

完全無敵とも思える、今回のVW ID.Buzzの最新機能をまとめてみました。
1回の充電で600kmの走行が可能。ワイヤレス充電にも対応した充電式バッテリーを搭載。直流電源では30分で80%の充電クオリティを誇ります。

後席なしの3人仕様・後席ありの6人仕様と2つのタイプがあり、後席が広々と使えるキャビンを実現。商用としてもバケーション用としても臨機応変に対応できるのが魅力です。
他にも、次世代をリードする数々の最新機能にあふれています。
- マテリアルは動物由来を一切排除
- 海洋プラスチックとペットボトル再生材を使用
- バーチャル・ナビゲーションディスプレイ
- 取り外し可能のBluetooth内蔵のサウンドシステム
- 安全運転サポート機能
- 超音波センサーとレーダーセンサーによる検知

未来のEVと呼ぶにふさわしいID.Buzzは、すでに世界中のVWファン・ITマニア、環境保全派だけでなく、かつStar warsファンの心をも魅了しつつあり、VWの輝かしい未来を約束しているかのようです。
今回のID.Buzz「オビワン・ケノービ」の登場をきっかけに、改めてVWの将来性と魅力が再認識され、株式の購入を促しているようです。もし、日本でもVWの株式が購入できるなら、と気になっている方は多いのではないでしょうか。
そもそも日本にいながら、VWに投資をする方法はあるのでしょうか。
VWに投資する方法は、ドイツ市場に上場しているVWの株式を購入する方法があります。
ただし、ドイツ株は欧州株となりネット証券では取り扱いがありません。限られた大手系証券会社の窓口や電話でのみ取引することが可能です。(手数料は高くなります)
最後にVWの株式が購入できる証券会社をいくつかご紹介しておきましょう。
基本的に、証券会社で欧州株を取引きする場合、取次手数料・諸費用が別途で課されます。取引の際には必ずトータルの手数料を確認するようにして下さい。
現物の株式ではないのですが、株式のCFDでVWに簡単に投資ができます。CFDとは、現物の商品ではなく売買価格を取引する商品のことで、手軽に始められることから人気の投資方法です。
FXのようにレバレッジをかけて少額でも取引できる点が魅力です。もちろんオンラインで売買できます。
国内証券会社ではCFDであってもVWへの投資は厳しいのが現状。そこで選択肢となるのが海外業者です。
海外業者「HotForex」では、VWやダイムラーなど欧州株CFDを提供しています。
通常のFX口座にてCFDもFXのように売買注文を入れて取引します。
今、自動車の歴史は新しい時代へと突入しようとしています。
ガソリン車からEVへの移行は、いわばエネルギー革命・自動車革命ともよべる、歴史的大イベントであり、私たちはまさにその瞬間に立ち合っている状況にあります。
これほどの大きな変革は、そう滅多に立ち合えることではありません。新しい時代が誕生する時は、飛躍的に成長する企業が出現する時期でもあり、絶好の投資の機会となり得ます。
ID.Buzzシリーズで、半ば驚きに近い感動を与えてくれるVWは、先陣を切るTeslaに勝るとも劣るともいえない存在です。EV時代に向けての投資を検討するなら、VWはぜひ選択肢に入れておきたいEVメーカーだといえるでしょう。

